「生き方が分からない」と感じるとき、たとえば、
・いつも苦手意識を持ってしまう、これで良いのだろうか
・やりたいこと、自分にしかできないことが見つからない
・家庭や職場での立ち位置、自分の存在価値ってどうなんだろうって思う
このような想いが心のどこか奥深くにあると、八方ふさがりで身動きがとれない状態になります。
たとえるなら、霧の中を歩いているような、前には進んでいるけれど、どこに向かっているのか分からない。
止まっているわけでも、怠けているわけでもないのに、「これでいいのかな」という感覚だけが残る。
* * *
実は私自身も、長年そう思っていました。
・自分の人生って、なんなんだろう。このまま終わるのかな?
・家族はかけがえのない存在だけど、私の存在価値ってあるのかな?
ただ分からなくて、いろいろな方法を見たり聞いたりして、数秘術にたどり着きました。
そして無我夢中で数秘術を勉強し、ある時、ふと自分の生き方に迷いがなくなりました。
一本の芯ができたんだと思います。
その後の私は、人生でやり遂げたいことを見つけ、決断を静かに持ち続け実行し、今に至ります。
自分の”人生”を信頼できるようになりました。
* * *
数秘術は、人生に迷ったり悩んだりしたときに、進む方向性を示してくれます。
そしてあなた自身の特徴を教えてくれるツールも、数秘術にはあります。
特徴が分かれば、
・今の考え方がズレているのか
・無理をしているのか
・まだ見えていない選択肢があるのか
など、落ち着いて考えられるようになります。
つまり数秘術は、あなたが自分自身の力で、進みたい道を選び、”自分の人生”を歩んでいくためのツールなのです。
◎選択に迷いにくくなる
◎人間関係で無理をしなくなる
◎自分を責めなくなる
そんな変化が起きます。
分かったはずなのに、前に進めない理由

理由がわかったのに、前に進めない…ということがあります。
これは多くの人がもつ悩みですが、自分自身が悪いからでも、数秘術や他のアイテムが悪いからでもありません。
アイテムとの相性が合わなかったからでもありません。
理由は、直ぐに答えを知りたくて、いきなり核心に触れてしまったからなんです。
たとえば、
・あなたの使命はこれ
・ここが課題です
・ここを直しましょう
こうした答えを、受け入れる準備ができる前に先に知ってしまう。
すると、
「分かってるんだけど、できない」
「前に進めない自分がイヤになる」
という状態になり、葛藤しやすくなります。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは、先に「受け入れる準備」をつくることで解消されます。
受け入れる準備とは「特徴」を理解すること

人はそれぞれ、違う特徴を持っている
特徴を把握するためのアイテムが、数秘術のひとつにあります。
それは『ピタゴラスのチャート』というピタゴラス数秘術で、
◎どんな特徴を持ち
◎どこに偏りがあり
◎どんな組み合わせで成り立っているのか
こうした「人の特徴の原点」を、誕生日(西暦)にある数字の個数で判断し、整理していくためのものです。
自分では気付いていなかった特徴や、誤解していた特徴などがこと細かに分かり、一様に驚かされます。
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たとえば、数字の「5」。
誕生日に「5」が1個ある人は、動揺せず、状況を整理してから考えることができます。
慌てず、時間をかけて納得できる結論を出す傾向があります。
一方で、「5」が0個の人は、不安や焦りに心が引っ張られやすく、早く結論を出そうとしてしまうことがあります。
そして後から、「だってあの時は…」と状況を理由にしてしまいやすいのです。
ただし、ここで大切なのは、数字はひとつだけで決まらないということ。
たとえば「5」が1個あっても、即断即決の性質を持つ「7・8・9のライン」がある場合は、こちらの影響が強く作用が前に出ます。
落ち着いている部分を持ちながら、同時に素早く判断する場面もある、というように表れ方は変わります。
また、「5」が2個、3個と増えれば、動揺しにくさの出方もそれぞれ異なります。
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同じように「6」。
「6」が1個あれば、家族のための日常の煩わしいことも自然に引き受けます。
「6」が2個ある人は、心配が止まらなくなりやすい特徴があります。
一週間も二週間も、その不安に心を持っていかれて、目の前のことが手につかなくなることもあります。
ですが、これが悪いとは限りません。
危険を早くに察知できるからです。
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これらの特徴は、
✓良い・悪いを決めるためのものではない
✓性格をラベル付けするためのものでもない
この原点を知ると、テーマや課題などの本題を先に知ったときの、
「分かっているのに、うまくできない」
「自分はダメなのかもしれない」
というようなことがなくなります。
そして大切なのは、これらは生まれ持った“基本的な特徴”だということ。
だからこそ、生活環境や意識の向け方によって、負担を減らすこともできます。
「できない自分」ではなく、「どう扱うか」という視点に変わるのです。
「しなければ」から「しよう」へと変化する

数秘術は、
こうしなければならない
こう考えなければならない
と、決めるためのものではありません。
違いを知り、役割を理解し、どう生きるかを選ぶためのツールです。
たとえば、
自分の誕生日に「5」が0個なら、すぐ結論を出さず、「5」が1個ある身近な人に相談し、1週間ほど時間を置いてみる。
「6」が2個あるなら、家族をよく観察し、自分との特徴の違いを意識してみる。
そして、その数字を1個持つ人の考え方や捉え方を素直に参考にして、都合の悪い部分に対処する。
足りないからダメなのではありません。
どう補えばいいかが分かると、自然と「しなければならない」から「こうしてみよう」に変化します。
まずは「受け入れる準備」をつくる

テーマや課題を受け入れるために整えておく
何事にも順番があるように、数秘術も、いきなり「人生のテーマ」や「課題」を見にいくものではなく、まずは、
✓自分はどんな特徴を持っている人間なのか
を知ること。
たとえば、あなたの誕生日に「3」という数字があるなら、そこには何らかの発想力や表現力が含まれています。
「4」があるなら、物事を継続する力や、積み重ねる力。
このように、1から9までの数字がそれぞれ何個あるかによって、あなたの持っている特徴は、かなり具体的に見えてきます。
すると、
◎自分では当たり前だと思っていたことが、実は強みだった
◎誰かに貼られたレッテルは、その人の判断基準にすぎなかった
と気づくことがあります。
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本当の特徴が分かると、自分を追い詰める代わりに、「どう生かすか」という視点に変わります。
そして、無理に変わろうとするのではなく、自分自身と向き合いながら、前に進めるようになるのです。
ですが、もし、すでにテーマや課題を知ったうえで悩んでいるのなら、今からでも受け入れる体制を整えることができます。
その場合は止まっていた時計が動き出すかのように、直ぐにでも前に進み出せます。
なぜなら腑に落ちることがたくさんあるからです。
いつからでもスタートができます。
全体像を知ると、受け取り方が変わる

特徴を把握する際に、一緒に把握しておきたいこと、それは、
✓家族や周囲の特徴と現在の状況
これらを一度に整理して考えると、目の前の出来事だけに振り回されなくなります。
その場しのぎの解決ではなく、「なぜそうなっているのか」が見えるからです。
たとえば、家庭に悩みやモヤモヤがあるとき、
・家族や周囲の人の特徴
・家庭の状況や生活環境
・自分が本当に望んでいる生き方
これら全てを考慮した上で考えると、今だけでなく、その後も少しずつ状況が整っていきます。
頭と心に余裕をもつと、前向きな発想や決意が静かに訪れ、信念となって、落ち着いて前進できるようになります。
もちろん、あなたのペースで、あなたらしく。
人付き合いや選択をラクにするのが数秘術

生き方が分からなくなる理由は、自分に問題があるからではなく、理解する順番が整理されていなかっただけなのかもしれません。
数秘術を「使える形」で理解する
この連載では、数秘術を「当たる・当たらない」で終わらせず、人付き合いや人生を、少しラクにする視点として順を追ってお伝えしていきます。
次回は、
その最初のステップである「自分自身を見つめ直す」とは何か
について、具体的にお話ししていきます。