ご訪問いただきありがとうございます。谷内完予(やちさだよ)と申します。1964年生で、これを書いているときは60歳になります。
私の人生は、数秘術との出会いが大きな転機となりました。子どもの頃からコミュニケーションが苦手だったため、家族や友人など周囲との関係にずっと苦労してきましたが、35歳で数秘術に出会い、自己理解と成長の旅が始まりました。
以前の私は自分の考えや意見をうまく話すことができず、「そんなことを言ってるんじゃないんだけど」とか「みんな私のことを分かってくれない」などとイライラしたり落ち込んだり、そして「あの人はこういう人なんだ」とか「ひどい人だな」などと人を悪くいったり誤解したりしていました。また、周囲からまったく違う人格に誤解されてもいました。
幼少の頃はいつも姉か幼なじみに手を引いてもらい後ろにくっついているような子でした。その幼なじみが引越してしまい、姉は友達と遊ぶようになって自分ひとりになることが多くなると、周囲の大人からよく心配されていたそうです。そんな私ですから当然コミュニケーションが下手な人間へと成長してしまいました。
率直に言って、人付き合いというものが分かりませんでした。うまく話せない、うまく人と接することができない、当然誤解されることが多くあり、物事のあとで「言ってくれればよかったのに」とよく言われました。ですから日常的にイライラ・カリカリしていました。
数秘術との出会い
そんななか35歳で数秘術に出会い、強い衝撃を受けました。無我夢中で自分自身をもっと知りたいと思いました。数秘術のおかげで、人それぞれ事細かに特徴があり、それが誤解の原因になっていることが多々あったことも分かりました。そして学べば学ぶほど誰とでも苦痛なく話せるようになり、自分自身の成長も感じられました。ただただ数秘術が好きで没頭しただけなのですが、次第に周囲の人達から相談を受けるようになりました。
10年が過ぎ、親友からカウンセラーの道を勧められ「私なんかが…おこがましい」とその頃はずっと思っていました。確かに、相談者がスッキリすると私も嬉しくて「良かった!」と思うのですが、私の言葉に影響力があることは気付いていたので、うかつに喋れないと思っていたからです。でもとうとう覚悟を決めて資格を取ったのは自分の人生と本気で向き合ったときです。生業にするということは本気で極めるということであり、お代を頂くからには中途半端ではなく先を見据えながら全力を出すことですから、覚悟を決めて責任感のある人生を歩もうと思いました。
そして48歳の誕生日直前に資格を取り新たなスタートを切った私は、カウンセリングを本業とし1年半後に講師となりました。その後10年でカウンセリング1,000人以上、講座開講では資格取得者100人以上を超え、現在、協会立ち上げへと発展しました。
数秘術のおかげで自分自身のバランスを整えられ、家族との絆が深まり、充実した人生を送れるようになりました。そして私と同じようにより良い人生を送りたいと頑張る仲間が増えました。もっともっと、ひとりでも多くの人が数秘術を知って、ご自身の、身近な人達のカウンセラーになってほしいと思っています。
3つの数秘術
数秘術はおおまかに3種類があります。ピタゴラス数秘学、カバラ数秘術、現代数秘学です。紀元前にピタゴラスがひも解いた数字の意味を元に確立された『ピタゴラス数秘学』、中世ヨーロッパでユダヤの経典をひも解く手法を取り入れて確立された『カバラ数秘術』、19世紀にアメリカ人女性のグループによって現代の思想と心理に合わせて確立された『現代数秘学』というように進化してきました。いずれも基本は同じですが解釈の仕方に違いがあります。
いろんな解釈がある中で、私は人としての生き方と心の在り方にこだわり続け、哲学を追究する伝統的な『ピタゴラス数秘学』と現代人の複雑な心理を追究する『現代数秘学』でカウンセリングと講座をしてきました。
中でもピタゴラス数秘学の『ピタゴラスのチャート』は誕生日の数字を見ただけで様々な特徴が分かります。誕生日の数字を足し算して分かる誕生数もありますが、チャートは計算をしません。見ただけで事細かに分かるので皆さん一様に驚かれます。これは現在、国内ではあまり知られていないようです。
数秘術を活用してみんな一緒に幸せになりたい。少なくとも私は心が軽くなりました。家族みんな仲良く、それぞれの人生を生きるべく協力し合い、子供達はみな夢を叶えました。叶えた夢を大きくするためにさらにみな頑張り続けています。
そんな素晴らしい数秘術ですが、診断側の解釈や誘導の仕方次第でいろいろなアドバイスが出てくるのも事実です。正しい情報も間違った情報もネット上に溢れています。改めて診断側は誘導すべき道しるべと発する言葉に責任を持ち、真摯に応対しなければならない。と私自身、常に念頭においています。
やむなく真花数秘術の設立
数秘術を正しく理解し有意義に実生活に生かせるように伝えたい、そんな思いで活動し続けてたどり着いたのは真花数秘術の設立です。特に古代のピタゴラス数秘学のチャートは国内では認知度が低いですが、未来へと、多くの人へと引き継がれるべき素晴らしい学問です。
個人の解釈を取り入れると必ずといっていいほど基本からズレていきます。歴史と伝統を重んじ守る。そのため『○○数秘術』のように新しい名称がきらいでした。そんな私が新しい名称の協会を設立することになるとは思いもしませんでしたが、寧ろこれが伝統を守り人々に伝えていく方法になるのなら…と思い取り組んでいます。
「真花数秘術」は、ただただ、伝統的な数秘術をそのまま正しく伝え、現代人の心境に寄り添い理解するためのものです。そして、その伝統的な数秘術を正しく理解して次に伝える人、つまり講師が増えて、その結果こころ救われる人が多くなればいいなと考えています。
真花数秘術とは
つまり真花数秘術は新しく手を加えた数秘術ではありません。伝統であり基本の数秘術を体系的に教えています。現在使用している3冊の教本(改訂版)は、高校国語教員である講座修了生に監修していただき、ふたりで綿密に時間を掛けて作成したものですから、正に『日本語版』です。翻訳本ではありません。この3冊の教本をもとに数秘術を通じて自己理解を深め、幸せな人生を歩むためのヒントを分かりやすく提供しています。あなたが明るく楽しい毎日を過ごせるよう、心を込めてサポートさせてください。
あなたも一緒に素晴らしい人生を築けるよう、協会員、スタッフ一同、心より願っております。